「スマレジの特徴は?ほかのPOSレジと何が違うの?」
スマレジは、低価格で多機能を利用できるPOSレジで幅広い業種から支持されています。
- 外部連携システムの種類が多い
- POSレジ画面がシンプルでわかりやすい
- サポートが充実している
- 在庫管理・棚卸の機能が充実している
- ECサイトを運営している(運営の予定がある)
- POSレジを利用するのが初めてで手厚いサポートを受けたい
この記事では、スマレジの料金やメリットやデメリットなどの基本情報から、実際に利用してみた口コミも掲載しています。
スマレジの導入を検討している方は参考にしてみてください。
スマレジとは
スマレジとは、株式会社スマレジが提供するクラウド型POSレジです。
業種・業態・規模を問わず、幅広い顧客に利用されており、2023年6月時点で、128,000店舗に導入されています。
▼業界別のスマレジの取扱高割合
- アパレル:11%
- 小売:31%
- 飲食:28%
- 美容関連:4%
- 医療:4%
- 医薬品・化粧品:3%
- その他:19%
取扱高は、飲食や小売が多いですが、直近では医療機関での会計業務に必要なレセプトコンピューターとの連携実績より、クリニックや薬局などでの利用も拡大しています。
2023年の平均解約率は0.58%と低く、利用満足度も高いことがわかります。
スマレジの料金プラン(月額)と導入費用の例
スマレジはいくつかの料金プランを用意しており、月額0円から利用できます。
スタンダード | プレミアム | プレミアムプラス | |
月額費用 | 0円 | 5,500円 | 8,800円 |
レジ機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
引換券印刷 | × | 〇 | 〇 |
商品登録10万点以上 | × | 〇 | 〇 |
複数店舗管理 | × | 〇 | 〇 |
PL管理 | × | 〇 | 〇 |
ユーザー権限設定 | × | 〇 | 〇 |
ログイン・操作ログ管理 | × | 〇 | 〇 |
外部システム連携 | × | 〇 | 〇 |
顧客管理 | × | × | 〇 |
電話サポート | × | × | 〇 |
自動釣銭機連携 | × | × | 〇 |
その他にも飲食や小売に特化した料金プランも用意しています。
- フードビジネスプラン:12,100円/月
オーダーエントリーやキッチン伝票出力などの機能が追加
- リテールビジネスプラン:15,400円
小売店向け在庫管理や受注管理、免税手続き電子化などの機能が追加
スマレジの導入費用例
スマレジを導入する場合、周辺機器も購入する必要があり、20~30万円程度の料金がかかります。
この見出しでは、いくつかの費用例をご紹介します。
機器名 | 料金 |
iPad(32GB) | 49,800円 |
レシートプリンター | 45,980円 |
カスタマーディスプレイ | 26,400円 |
キャッシュドロア | 17,820円 |
iPadスタンド | 3,960円 |
ロール紙(10巻) | 2,200円 |
導入サポート | 88,000円 |
合計 | 234,160円 |
機器名 | 料金 |
iPad(32GB) | 49,800円 |
レシートプリンター | 45,980円 |
カスタマーディスプレイ | 26,400円 |
キャッシュドロア | 17,820円 |
バーコードリーダー | 36,300円 |
iPadスタンド | 3,960円 |
ロール紙(10巻) | 2,200円 |
導入サポート | 88,000円 |
合計 | 270,460円 |
※iPadとスマレジアカウント1セットでレンタルもしています。その場合は下記の料金がかかります。
- 10日以内:11,000円/月
- 20日以内:13,640円/月
- 30日以内:18,040円/月
スマレジの評判・口コミから分かったメリット
スマレジは以下4つのメリットがあります。
- 外部連携システムの種類が多い
- POSレジ画面がシンプルでわかりやすい
- サポートが充実している
- 在庫管理・棚卸の機能が充実している
外部連携システムの種類が多い
スマレジの一番の特徴は、外部連携システムの種類が多いこと。会計や決済、飲食、医療など様々な業界のサービスと連携できます。
スマレジと並んで代表的なエアレジと比較してみても、連携サービスが多いことがわかります。
スマレジ | エアレジ | |
会計ソフト |
|
|
飲食システム |
|
|
医療 |
| ー |
動物病院 |
| ー |
販売管理 |
| ー |
EC |
| ー |
CRM |
| ー |
分析 |
| ー |
その他 |
| ー |
特にECサイトや飲食系のサービスとの連携可能数が多いため、ECサイトを運営している小売店や飲食店舗はスマレジの利用がおすすめです。
POSレジ画面がシンプルでわかりやすい
機能が充実していても、利用できなければ意味がありません。
スマレジはシンプルでわかりやすいデザインを用いて、誰でも簡単に操作できるようなUI/UX設計をしています。
2013年度のグッドデザイン賞も受賞しており、実用性・デザイン性の両方を兼ねそろえています。
シンプルな操作インターフェースと詳細なレポート機能により、スタッフは効率的に業務をこなすことができました。 スマレジは他のPOSレジと比較しても優れた機能を持っており、ファッションブランドの成長に貢献しています。 |
サポートが充実している
スマレジはサポートがとても充実しています。
最短即日対応のメールサポートに加え、ヘルプサイトやYoutubeの動画コンテンツも充実しています。


プレミアムプラス以上のプランを契約すれば、365日対応しているコールセンターも利用できます。
POSレジだけでなく、ハンディや管理画面の使い方などについてもリアルタイムで対応してくれます。
またサポートスタッフは電話など非対面のコミュニケーションに必要なスキルを身に着けるための専門の研修を受け、「スマレジ検定」(※)という独自の検定に合格したスタッフのみが対応しているため、サポートの質も平均して高いのです。
サポートが充実しており、わからない操作があれば電話で詳細に教えてもらえて助かってます。 また 使用するデバイスが増減した際も、管理画面から簡単に契約を変更できる点がよいなと思っています。 |
在庫管理・棚卸の機能が充実している
スマレジは在庫管理や棚卸の機能が充実しているため、いつ入荷し、どこの店舗にあり、誰にどう売れたのかがいつでも把握できるようになっています。
▼在庫管理に関する主な機能
- 在庫参照
店舗をまたいで特定商品の在庫数を参照できる - 変動履歴
店舗をまたいで特定商品の在庫変動履歴を参照できる - ロス登録
だれがいつどこで何個どのような理由でロスしたのかを記録できる - ロス一覧
過去に発生したロス履歴を検索し、一覧で表示できる - 棚卸実施
管理画面から棚卸を実施できる - 簡易棚番記録
棚卸実施時に簡易メモが残せる - 棚卸履歴
棚卸の実施履歴を閲覧できる - EC連携
リアル店舗とEC店舗の在庫連動も可能
また2022年の8月にEC機能のアップデートが実施され、店舗を持たないEC事業者でもスマレジの機能を利用できるようになりました。
スマレジの評判・口コミから分かったデメリット
スマレジにはメリットもある一方で、デメリットも存在します。
- 無料版は利用可能範囲に制限がある
- Androidで利用できない
無料版は利用可能範囲に制限がある
スマレジは月額0円から利用できますが、無料で利用できる範囲には限りがあります。
スタンダードプランだと基本的なレジ機能のみしか利用できないため、売上管理や外部システムと連携する場合は、プレミアム以上のプランで契約する必要があります。
スタンダード | プレミアム | プレミアムプラス | |
月額 | 0円 | 5,500円 | 8,800円 |
レジ機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
商品登録10万点以上 | × | 〇 | 〇 |
複数店舗管理 | × | 〇 | 〇 |
PL管理 | × | 〇 | 〇 |
ユーザー権限設定 | × | 〇 | 〇 |
外部システム連携 | × | 〇 | 〇 |
顧客管理 | × | × | 〇 |
電話サポート | × | × | 〇 |
自動釣銭機連携 | × | × | 〇 |
Android(アンドロイド)で利用できない
スマレジはiPadやiPhoneなど、iOSでのみ利用可能です。
Android製品しか利用していない場合は、追加で購入の必要があるほか、利用方法にも最初は戸惑うかもしれません。
スマレジはどんな業態・業種におすすめ?
スマレジのメリット・デメリットから、スマレジの利用がおすすめの方は下記です。
- ECサイトを運営している(運営の予定がある)
- POSレジを利用するのが初めてで手厚いサポートを受けたい
ECサイトを運営している
スマレジはECサイト・ネットショップとの連携を強みとしており、ECサイト運営をしたり、在庫を抱えたりするビジネスをする方におすすめです。
スマレジを使うと、受注情報を自動で取り込み、出荷までのステータス管理をPOSレジ上でできます。
▼スマレジでECサイト連携をするとできること
- 受注ステータスの一括処理
入金確認・出荷待ち・出荷済みなど各ステータスごとに確認できる - 出荷できる受注の確認
入金や在庫引き当て、住所入力が完了しているかを一括管理 - ルーチン作業の自動化
納品書の出力やメール文面作成を自動化できる
在庫データを連携することによって、在庫状況を簡単に確認できるようになり、ECサイト運用の手間を削減することができるのです。
※ECサイトとの連携をする場合、リテールビジネスプラン、フードビジネス/リテールビジネスプランの契約が必要です。
また中期経営計画でも、EC事業者へのアプローチに注力するという記述があります。在庫連動などEC事業者にとって重要な課題に積極的にアプローチでき、利用しやすくなることが見込まれます。
飲食店を運営している
スマレジは飲食店に必要な機能を幅広く兼ねそろえています。
▼飲食店で活用できるスマレジの機能
- モバイルオーダー
スマホでお客様の注文が可能 - セルフレジ
iPadの画面から注文やお会計、レシート発行までをお客様自身で行える - テーブル設置型セルフオーダー
テーブル上にタブレッドを設置し、お客様自身で注文ができる
モバイルオーダーやセルフオーダーを導入することで、オーダーミスを減らせるだけでなく、業務効率化や人件費の削減にもつながります。
これからモバイルオーダーを検討する飲食店はぜひスマレジの利用をご検討ください。
スマレジ以外におすすめのPOSレジを比較!
スマレジ以外でおすすめのPOSレジをご紹介します。
Airレジ
Airレジは、株式会社リクルートが提供するPOSレジです。
Airレジの一番の特徴は、無料でPOSレジを利用できること。
注文入力や会計など基本的なレジ機能はもちろん、商品管理や顧客管理、売上分析、会計ソフトとの連携機能も0円で利用可能です。
スマレジの場合、無料で利用できる範囲が限られているため、どうしても無料にこだわりたいという場合はAirレジの利用がおすすめです。
料金プラン | 0円 |
導入店舗 | サカバイッチ、ル・シェリア、鉄板焼きgrowなど |
Square POSレジ
Square POSレジは、Square株式会社が提供するPOSレジです。
Squreはネットショップサービスを提供しているため、ネットショップとの連携機能に強みがあります。
Squreで制作したネットショップなら、注文や売り上げ、在庫数などの情報が自動で同期され、一括で管理することができます。
またiOSとAndroidの両方に対応しているのも特徴の一つ。スマレジはiOSしか対応していないため、Androidにこだわりがある方にはおすすめです。
料金プラン | 0円 |
導入店舗 | NOOKS FOODS、神楽坂プリュスなど |
スマレジの口コミ・評判
スマレジを利用したことがある店舗スタッフ・経営者の方からの口コミを集めました。
スマレジは費用対効果が高く、導入コストも他のPOSレジに比べて低かったです。また、データの集計と分析が容易であり、売上トレンドや在庫状況をリアルタイムに把握できます。 さらに、スタッフのトレーニングもスムーズでした。シンプルな操作インターフェースと詳細なレポート機能により、スタッフは効率的に業務をこなすことができました。スマレジは他のPOSレジと比較しても優れた機能を持っており、ファッションブランドの成長に貢献しています。 一方で、スマレジのサポート体制には改善の余地があります。 問い合わせに対するレスポンスが遅い場合があり、迅速な対応が求められる状況では不便です。 また、一部の機能やカスタマイズ性についても改善が望まれます。 より柔軟な設定やカスタマイズオプションがあれば、さらに効果的な販売戦略を展開することができると思います。改善されたサポートと機能拡張に期待しています。 |
導入、維持費用が安く、レジを設置する場所も取らないので、うちみたいな小さなお店でも場所をとらずとっても良いです。自動で売上が集計され、そのデータを基に、時間帯別、曜日別、商品別、顧客属性別、月ごとや1日ごとなど、お店の売り上げ状況を把握できて、とても便利なんです。 ただし使い方を覚える必要があり、慣れるまでに、わたしは結構悪戦苦闘したので、大変でした。今は慣れたので大丈夫ですが。もっと簡単になってほしい。 |
毎月多くの新作商品の入れ替えがあり、同じ商品名で味付けだけ違うものが沢山あります。 スマレジは商品名の上に写真を添付できる所がいいと思います。文字だけだとレジスタッフが間違えてしまいますが、写真があることでパッと見でレジが打てるためレジの回転率がはやいです。 改善点としては、商品のバーコードを打ち込みそのまま値段等が反映されるとレジスタッフの打ちミス削減に繋がります。 |
宿泊施設の新規OPENに伴い、飲食スペースでのPOSが必要だったため導入しました。 しっかり基本を学べば問題なく、シンプルに使いこなすことが可能です。売上管理の帳票類も最低限出力できるため、現段階では困っていません。 ただし、タッチパネル式なので、高齢の従業員だと習得に時間がかかります。ボタンの押してる感がさらにアップすればいいなと思います。 |
サポートが充実しており、わからない操作があれば電話で詳細に教えてもらえます。 また商品別、日別、月毎の売り上げの推移などの様々なデータが出力でき、売り上げの分析がかなり詳しくできます。 特に、使用するデバイスが増減した際も、管理画面から簡単に契約を変更できる点がよいです。 懸念点は、稀にアップデートされた際、操作方法がわからず混乱することがあることです。 |
スマレジに関するよくある質問
ここからはスマレジに関するよくある質問に回答していきます。
- スマレジはIT導入補助金は利用できる?
- スマレジの問い合わせ先・電話番号は?
- スマレジの手数料はいくら?
スマレジはIT導入補助金は利用できる?
スマレジを導入する際には、IT導入補助金を利用できます。
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者が自社の課題やニーズに合ったITツール導入を支援する補助金のことで、最大450万円まで補助してもらえます。
代金 | 補助額 | 実質負担額 | |
リテールビジネスプラン(24カ月) | 37万 | 28万 | 9万 |
レジセット | 20万 | 10万 | 10万 |
合計 | 57万 | 38万 | 19万 |
IT導入補助金を受けるには、支援事業者の認定を受ける必要がありますが、スマレジはその認定も取得済みです。
スマレジのIT導入補助金に関する専用ページはこちらから。
https://smaregi.jp/lp/it-hojo/
スマレジの問い合わせ先・電話番号は?
スマレジの問い合わせは「03-6897-6235」(平日10:00~19:00)です。
導入のご相談や見積の依頼は上記にお問い合わせください。
スマレジの手数料はいくら?
スマレジの決済手数料は下記のとおりです。
- クレジットカード:3.24%~
- 電子マネー:3.24%~
- QRコード決済:3.24%~
スマレジの決済手数料に関する専用ページはこちら
https://smaregi.jp/payment/price.php
スマレジタイムカードとは?
スマレジタイムカードは、株式会社スマレジが提供するクラウド型の勤怠管理サービスで、出勤や退勤などの勤怠記録・管理ができます。
- 画面タッチで出勤・勤怠打刻
- 自宅PCや出先のスマホからWeb打刻可能
- 笑顔認証で出勤・勤怠打刻も
また勤怠管理に加え、勤怠情報をもとにした給与計算や休暇管理、シフト管理や日報提出などの機能もあり、人事労務全般のサポートができます。