スマレジとエアレジはどっちがいい?料金・機能など複数項目で徹底比較!【口コミあり】

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POSレジの大手であるスマレジとエアレジ。それぞれ、価格や機能が少しずつ違うため、おすすめできる業態や店舗も異なります。

▼スマレジの利用がおすすめの方
  • ECサイトを運営している(する予定がある)
  • 飲食店を経営する
▼エアレジの利用がおすすめの方
  • 月額料金をかけずにPOSレジを利用したい
  • すでにリクルート系列の機器を利用している

この記事では公式HPを比較しただけではわからない、各サービスの違いをわかりやすく解説したうえで、どの業態の方にどちらがおすすめなのかを解説していきます。

スマレジとエアレジの違い

スマレジとエアレジの違いをまとめてみました。

スマレジエアレジ
運営株式会社スマレジ株式会社リクルート
導入店舗数121,000店舗469,000店舗
サービス開始2005年2013年
月額料金0円※プランによっては有料0円
必要機器iPad/iPhoneiPad/iPhone
キャッシュレス決済
  • スマレジPAYGATE
  • JMSおまかせサービス
  • SrarPay
  • Stores決済
  • Square決済
  • 楽天ペイ
  • Payment Meister
  • Airペイ
  • Square決済
会計ソフト
  • MoneyForwardクラウド
  • FXシリーズ(TKC)
  • 弥生シリーズ
  • freee会計
  • 勘定奉行クラウド
  • MoneyForwardクラウド
  • FXシリーズ(TKC)
  • 弥生シリーズ
  • freee会計
飲食システム
  • Uber Eats
  • L.B.B.Cloud
  • QR Order
  • 食べログオーダー
  • TORETA
  • Skymart-Retail
  • FODITX
  • れすだく
  • ぴかいちナビ
  • FoodingJournal
  • EAT GRAM
  • ホットペッパーグルメ
  • 出前館
  • レストランボード
サポート体制
  • 電話/メール
    ※電話はプレミアムプラスプランのみ(9~22時)
  • メール/オンラインチャット
    ※チャットは10~19時
公式サイト
スマレジの資料請求を無料でする
Airレジの資料請求を無料でする

スマレジとエアレジの価格を比較

スマレジとエアレジはそれぞれ無料で利用できます。

ただしスマレジの場合、無料プランだと基本的なレジ機能しか利用できず、機能拡張をするためには有料プランに申し込む必要があります。

プラン別のスマレジの機能
スタンダードプレミアムプレミアムプラス
月額費用0円5,500円8,800円
レジ機能
引換券印刷×
商品点数10万点×
複数店舗管理×
PL管理×
ユーザー権限設定×
ログイン・操作ログ管理×
API連携×
外部システム連携×
クーポン機能×
顧客管理10万件××
ポイント管理××
電話サポート××
セルフレジ××
自動釣銭機連携××

※フードビジネス・リテールビジネスプランは省略。詳細は価格ページをご覧ください。

機能名が同じではないため、同一項目での比較はできませんが、エアレジは売上分析や在庫管理も無料でできるため、エアレジのほうが本体アプリの費用対効果が高いと言えます。

できるだけ安くPOSレジを利用したいという場合は、エアレジを選ぶとよいでしょう。

スマレジとエアレジの周辺機器の価格を比較

POSレジを利用する場合、周辺機器の用意も必要です。

同様の周辺機器セット価格を調べて比較してみました。

スマレジ スター精密 スマレジセットエアレジ スターターパック
画像printer-MC-Print3-1.png
価格
  • iPadなし:68,200円
  • iPadあり:138,000円
  • iPadなし: 52,400円
  • iPadあり:102,200円
セット内容
  • iPad
  • キャッシュドロア
  • レジプリンター
  • ロール紙
  • iPad
  • レシートプリンター
  • キャッシュドロア
  • ロール紙
  • 初期設定ガイド
公式サイトスター精密 mC-Print3エアレジ スターターパック

周辺機器の価格はスマレジもエアレジも大きく変わらないことがわかりました。

スマレジとエアレジの連携サービス数を比較

連携サービスはスマレジに軍配が上がります

スマレジエアレジ
会計ソフト
  • MoneyForwardクラウド
  • FXシリーズ(TKC)
  • 弥生シリーズ
  • freee会計
  • 勘定奉行クラウド
  • MoneyForwardクラウド
  • FXシリーズ(TKC)
  • 弥生シリーズ
  • freee会計
飲食システム
  • Uber Eats
  • L.B.B.Cloud
  • QR Order
  • 食べログオーダー
  • TORETA
  • Skymart-Retail
  • FODITX
  • れすだく
  • ぴかいちナビ
  • FoodingJournal
  • EAT GRAM
  • ホットペッパーグルメ
  • 出前館
  • レストランボード
医療
  • 日医標準レセプロソフト
  • MRN
  • MAPs for CLINIC
  • CLIUS
  • BrainBox V Ⅲ
動物病院
  • アニレセクラウド
  • iWan
販売管理
  • ApaRevo
  • SMIREV販売
  • アラジンオフィス for fashoin
  • 商蔵奉行クラウド
  • one’s Closet
  • キャムマックス
EC
  • Smapify
  • BASE在庫管理
  • スマレジ在庫管理
  • MakeShop在庫連携
  • G1Commerce
  • アシスト店長
  • ロジクラ
  • GoQSystem
CRM
  • LINEミニアプリ
  • betrent
  • CROSSPOINT
  • みせプリ
  • STORESブランドアプリ
  • P+KACHIシステム
  • pokepay
  • 株式会社バリューデザイン
  • Visionary
  • eGift System
  • dodoポイント
分析
  • ABEJA Insight for Retail
  • Touch Point BI
  • Motion Board
その他
  • アイドママーケティングコミュニケーション
  • Chatwork
  • Safie
  • CData Drivers forスマレジ
  • クラウドERP スマレジConnector

上記の表を見てわかる通り、スマレジのほうがより多くのサービスと連携することができます。

スマレジとエアレジのサポート体制を比較

スマレジは電話とメール、エアレジはメールとオンラインチャットでのサポートがあります。

無料プランでは、スマレジの電話サポートを受けることはできず、プレミアムプラスプランからの対応となります。

スマレジエアレジ
電話
プレミアムプラスプラン~
9~22時

10~19時
メール18時までなら即日返信1営業日以内返信
オンラインチャット×10~19時
ヘルプサイト
ヘルプサイト
×

対応方法だけで見ると、エアレジの方が手厚そうに見えますが、スマレジのサポートスタッフは、対応力に強みを持っています。

電話など非対面のコミュニケーションに必要なスキルを身につけて、スマレジ専門の研修を受けています。

また「スマレジ検定」という定期的に実施される認定試験に合格した方しか対応ができないため、質の高いサポートを受けられるでしょう。

無料プランを利用するならエアレジ、プレミアムプラスプランをスマレジで利用するなら、スマレジのほうが手厚いサポートが受けられそうです。

スマレジとエアレジはどっちがおすすめ?

スマレジとエアレジは、どちらもあらゆる業種で利用できますが、中でも下記の方々におすすめです。

▼スマレジの利用がおすすめの方
  • ECサイトを運営している(する予定がある)
  • 飲食店を経営する
▼エアレジの利用がおすすめの方
  • 月額料金をかけずにPOSレジを利用したい
  • すでにリクルート系列の機器を利用している

スマレジの利用がおすすめの店舗

スマレジの利用を特におすすめできるのは下記です。

  • ECサイトを運営している(する予定がある)
  • 飲食店を経営する

ECサイトを運営している

スマレジはECサイト・ネットショップとの連携を強みとしており、ECサイト運営をしたり、在庫を抱えたりするビジネスをする方におすすめです。

スマレジを使うと、受注情報を自動で取り込み、出荷までのステータス管理をPOSレジ上でできます。

▼スマレジでECサイト連携をするとできること
  1. 受注ステータスの一括処理
    入金確認・出荷待ち・出荷済みなど各ステータスごとに確認できる
  2. 出荷できる受注の確認
    入金や在庫引き当て、住所入力が完了しているかを一括管理
  3. ルーチン作業の自動化
    納品書の出力やメール文面作成を自動化できる

在庫データを連携することによって、在庫状況を簡単に確認できるようになり、ECサイト運用の手間を削減することができるのです。

※ECサイトとの連携をする場合、リテールビジネスプラン、フードビジネス/リテールビジネスプランの契約が必要です。

飲食店を運営している

スマレジは飲食店に必要な機能を幅広く兼ねそろえています。

▼飲食店で活用できるスマレジの機能
  • モバイルオーダー
    スマホでお客様の注文が可能
  • セルフレジ
    iPadの画面から注文やお会計、レシート発行までをお客様自身で行える
  • テーブル設置型セルフオーダー
    テーブル上にタブレッドを設置し、お客様自身で注文ができる

モバイルオーダーやセルフオーダーを導入することで、オーダーミスを減らせるだけでなく、業務効率化や人件費の削減にもつながります。

これからモバイルオーダーを検討する飲食店はぜひスマレジの利用をご検討ください。

エアレジの利用がおすすめの店舗

エアレジの利用を特におすすめできるのは下記です。

  • 月額料金をかけずにPOSレジを利用したい
  • すでにリクルート系列の機器を利用している

月額料金をかけずにPOSレジを利用したい

エアレジはプランに関係なく月額無料でPOSレジを利用できます。

シンプル、カンタン、スマートをモットーにしており、基本料金は0円で、誰にでも手が届くようにしています。

周辺機器を用意するのにお金はかかりますが、店舗開業当初でできるだけ経費削減をしたいという場合におすすめです。

すでにリクルート系列の機器を利用している

エアレジの強みは、リクルート系の周辺機器が充実していること。

  • 受付・順番待ち管理アプリ「Airウェイト
  • カード・電子マネー・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス「Airペイ
  • やりとりも作成もラクになるシフト管理サービス「Airシフト

など、次々にサービス開発をしています。

こうしたサービスはそれぞれの連携もしやすく設計されているため、すでに利用している・これから利用する予定がある方は、業務を効率化しやすいといえるでしょう。

スマレジとエアレジの評判を比べてみた

スマレジとエアレジを利用した口コミを集めました。

スマレジの口コミ

ファッションブランド経営者

スマレジは費用対効果が高く、導入コストも他のPOSレジに比べて低かったです。また、データの集計と分析が容易であり、売上トレンドや在庫状況をリアルタイムに把握できます。

さらに、スタッフのトレーニングもスムーズでした。シンプルな操作インターフェースと詳細なレポート機能により、スタッフは効率的に業務をこなすことができました。スマレジは他のPOSレジと比較しても優れた機能を持っており、ファッションブランドの成長に貢献しています。

一方で、スマレジのサポート体制には改善の余地があります。

問い合わせに対するレスポンスが遅い場合があり、迅速な対応が求められる状況では不便です。

また、一部の機能やカスタマイズ性についても改善が望まれます。

より柔軟な設定やカスタマイズオプションがあれば、さらに効果的な販売戦略を展開することができると思います。改善されたサポートと機能拡張に期待しています。

飲食店スタッフ

導入、維持費用が安く、レジを設置する場所も取らないので、うちみたいな小さなお店でも場所をとらずとっても良いです。自動で売上が集計され、そのデータを基に、時間帯別、曜日別、商品別、顧客属性別、月ごとや1日ごとなど、お店の売り上げ状況を把握できて、とても便利なんです。

ただし使い方を覚える必要があり、慣れるまでに、わたしは結構悪戦苦闘したので、大変でした。今は慣れたので大丈夫ですが。もっと簡単になってほしい。

飲食店スタッフ

毎月多くの新作商品の入れ替えがあり、同じ商品名で味付けだけ違うものが沢山あります。

スマレジは商品名の上に写真を添付できる所がいいと思います。文字だけだとレジスタッフが間違えてしまいますが、写真があることでパッと見でレジが打てるためレジの回転率がはやいです。

改善点としては、商品のバーコードを打ち込みそのまま値段等が反映されるとレジスタッフの打ちミス削減に繋がります。

エアレジの口コミ

菓子製造業経営者

商品登録やカテゴリ整理などが単純でわかりやすく誰でもできるので便利です。決済方法の登録なども見たまま操作すればすぐに追加できるので気に入っています。またAirレジと連携できるアプリも多くて、資金管理などには助かっています。

とくに不満を感じることはないですが、カテゴリの色の選択肢がもう少し多いとより細分化できて助かります。

コワーキング&シェアオフィス経営者

細かい商品や料金設定が簡単に出来て、管理もしやすいです。マニュアルがあれば、新人やスタッフ全員が操作できるようになるので、ミスも少なくなり、その分他の業務に集中することが可能になりました。伝票や領収書も簡単に発行できるので、経理や事務作業の負担が減りました。本当に便利です。

ほかのPOSレジを使ったことがないので、比較が難しいのですが、小規模の事業所や業種であれば、Airレジが最適だと思います。改善点、あまり思いつきません。とても助かっています。

美容機器スタッフ

基本的にはスマレジを使用していましたが、短期のPOPUP等でエアレジを使用していました。 

基本的にはアカウント登録→商品登録さえ完了すれば、手持ちの端末で使用できるので手軽に使用することができました。

また本社側(管理)と現場で連携もできるので、売り上げを連携するにも使いやすかったです。

販売員ごとの実績を見ることができない、サポート体制はそれほど充実していないように感じるのは改善点としてありそうです。