「スクエアレジの特徴は?ほかのPOSレジと何が違うの?」
スクエアレジは、低価格で多機能を利用できるPOSレジで幅広い業種から支持されています。
▼スクエアレジの特徴
- 月額費用が無料で利用できる
- ネットショップとの連携がしやすい
- レストラン・リテール(小売)特化のレジがある
- androidでの利用も可能
- 最短即日で使用できる
▼スクエアレジの利用がおすすめの店舗
- ECサイト(ネットショップ)運営をする方
- POSレジにかかる初期費用を抑えたい方
- 飲食店・小売の店舗
この記事では、スクエアレジの料金やメリットやデメリットなどの基本情報から、実際に利用してみた口コミも掲載しています。
スクエアレジの導入を検討している方は参考にしてみてください。
スクエアレジ(Squareレジ)とは
スクエアレジとは、Square株式会社が提供しているクラウド型のPOSレジです。
日本だけでなく世界でも展開しており、全世界で200万人以上の事業者がスクエアレジを導入・利用しています。
▼スクエアレジの機能一覧
- 売上管理
決済や振込みの履歴を確認できる - 顧客管理
顧客リストごとに、来店頻度や売上状況がわかる - 勤怠管理
従業員の出勤退勤の打刻だけでなく、アクセス権限の設定も可能 - 複数店舗管理
全ての店舗データを統合して一元管理できる - 在庫管理
販売個数が自動的に在庫に反映される - eギフトカード
オリジナルのデジタルギフトが設定できる
スクエアレジの決済手数料
スクエアレジの決済手数料は下記のとおりです。
決済方法 | 手数料 | |
対面決済 | クレジットカード | 3.25% |
交通系IC | 3.25% | |
QRコード(PayPayなど) | 3.25% | |
iD | 3.75% | |
非対面決済 |
| 3.6% |
| 3.75% |
直接カードを提示することがない非対面の決済では、カード発行会社が不正利用リスクを低減する必要があるため、対面の決済よりも手数料が高く設定されています。
なお、年間取引額が2,500万円以上あれば、カスタマイズされた料金プランで利用できます。詳細はSquare社にお問い合わせください。
口コミ評判からわかったスクエアレジ(Squareレジ)を導入するメリット
スクエアレジを導入するメリットは下記の5つです。
- 月額費用が無料で利用できる
- ネットショップとの連携がしやすい
- レストラン・リテール(小売)特化のレジがある
- androidでの利用も可能
- 最短即日で使用できる
月額費用が無料で利用できる
スクエアレジは月額費用が0円です。
POSレジの中にはライトなプランであれば、月額0円で利用できるサービスが多くありますが、顧客管理など必要な機能をつける場合は月額費用がかかるケースがほとんどです。
スクエアレジであれば、無料ですべての機能が活用できるため、導入コストを安く抑えられます。
POSレジ | 費用プラン(月額) |
スクエアレジ | 0円 |
スマレジ |
|
ユビレジ | 6,900円 |
ギャラリー経営者(男性) スクエアレジは導入コストが比較的低く、初期投資の負担が軽減されました。 |
ネットショップとの連携がしやすい
Square社ではネットショップ制作のサービスも提供しており、ネットショップとの連携がスムーズにできる設計になっています。
例えば、リアルタイムでPOSと同期して商品在庫を管理できたり、InstagramやFacebookなどのSNSで販売もできたりと、便利な機能が備わっています。
ネットショップをすでに運営している、もしくはこれから運用の予定がある方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
レストラン・リテール(小売)特化のレジがある
スクエアレジには、レストラン・リテール向けに特化したレジが存在します。
それぞれ各業態に合わせた機能が備え付けられています。
- レストラン
- ハンディ端末から注文や決済ができる
- QRコードからセルフオーダー/決済が可能
- キッチンディスプレイシステムで伝票の内容をリアルタイムで確認
- リテール向け
- 在庫移動や数の確認などの在庫管理機能
- 顧客のプロフィール追加など顧客管理ができる
- バーコードスキャンで商品登録
- 店頭受け取り及び発想
こうした業態に特化したPOSレジを活用することで、店舗運営をより効率的に行えることでしょう。
ただし、複数店舗対応やキッチンディスプレイシステムなど一部の機能を利用するためには、有料プランに入る必要があります。
レストラン | リテール | |
フリー | 0円 | 0円 |
プラス | 13,000円/月 ※店舗ごと
| 6,000円/月 ※店舗ごと
|
プレミアム | カスタム対応 | カスタム対応 |
レストラン・リテールのレジアプリは、Squareスタンドでは対応しておらず、ターミナルの購入をしなければならないことも留意しておきましょう。
ギャラリー経営者(男性) スクエアレジは様々な機能が充実しており、特に在庫管理や売上レポートなどの機能は私のギャラリー経営にとって非常に役立ちました。 |
androidでの利用も可能
POSレジの多くは、iOSでの利用にしか対応していませんが、スクエアレジはandroid端末にも対応しています。
現在使っている端末がandroidの場合、iOS機種を買いなおす必要がなく、利用に困ることもありません。
最短即日で使用可能
スクエアレジは、申込みが簡単で短期間で決済も含めたレジを利用できるようになります。
申込みをネットから行った場合、数分で完了するアカウント登録さえ完了すれば、POSレジアプリを利用できるようになります。
もちろん、周辺機器の用意は必要になりますが、ほかのPOSレジと比べてやり取り工数もかかりません。
雑貨店スタッフ(男性) 最短申込当日から使用可能アカウント登録はオンライン上で数分あれば使用をすることができます。 |
口コミ評判からわかったスクエアレジ(Squareレジ)を導入するデメリット
スクエアレジを導入するメリットは下記の2つです。
- サポートはそこまで手厚くない
- QRコード決済はPayPayしか利用できない
サポートはそこまで手厚くない
スクエアレジは、海外を拠点とするサービスということもあり、日本のPOSレジに比べるとサポート体制はそこまで手厚くありません。
▼Squareレジのサポート
- 電話(0120-117-042):10:00~18:00(土日祝日含む)
- メール:24時間対応(squareup.com/help)
- サポートチャットボット
サポートが手厚いPOSレジサービスを利用したい場合は、スマレジの利用をおすすめします。
美容室経営者(男性) 問題が起きた時に電話がとても繋がりにくく、問題解決するまでに時間がかかってしまう。個別対応は大変だと思うが改善してほしい。 |
カスタマイズ性が高くない
ほかのPOSレジと比べて、利用用途に合わせたカスタマイズ性は高くありません。
例えば、商品の並び順は数字の昇順および、あいうえお順でしか並べられず、変更することはできません。
利用者の口コミでも、「もう少しカスタマイズできるようになったほうが嬉しい」という内容が多く集まりました。
飲食店スタッフ(男性) 特定の業種やビジネスに合わせたカスタマイズそのものが限られています。 |
ギャラリー経営者(男性) 一部のカスタマイズ機能が、他のPOSレジに比べて制約されているように感じることがあります。 |
QRコード決済はPayPayしか利用できない
POSレジではなく、決済システムに関するデメリットではありますが、QRコード決済の対応がPayPayのみしかありません。
d払いや楽天ペイ、LINEPayなどでの支払いが多いことがわかっている場合は、別のサービスを利用したほうが良いでしょう。
スクエアレジ(Squareレジ)はどんな業態・業種におすすめ?
スクエアレジのメリット・デメリットから、スマレジの利用がおすすめの方は下記です。
- ECサイト(ネットショップ)運営をする方
- POSレジにかかる初期費用を抑えたい方
- 飲食店・小売の店舗
スクエアレジ以外からPOSレジを選びたい人へのおすすめ
スクエアレジ以外でおすすめのPOSレジをご紹介します。
Airレジ
Airレジは、株式会社リクルートが提供するPOSレジです。
Airレジの一番の特徴は、スクエアレジ同様に無料でPOSレジを利用できること。
注文入力や会計など基本的なレジ機能はもちろん、決済端末Airペイも0円で利用可能です。
スクエアレジの場合、決済端末の利用には4,980円の費用がかかるため、どうしても無料にこだわりたいという場合はAirレジの利用がおすすめです。
料金プラン | 0円 |
導入店舗 | サカバイッチ、ル・シェリア、鉄板焼きgrowなど |
スマレジ
スマレジは、株式会社スマレジが提供するPOSレジです。
サポートの手厚さに強みがあり、品質を維持するためにあえてサポート業務をアウトソースせずに社内で運用しています。
サポートスタッフはスマレジ専門の研修を受け、定期的に実施されるスマレジ検定に合格したスタッフのみで運営しています。
Squareは外国のサービスでサポートもそこまで手厚くないため、POSレジのサポートをしっかりしてほしいという方には、スマレジはおすすめです。
またデザイン性の高さにも定評があり、グッドデザイン賞も受賞しています。
飲食店など、POSレジを初めて利用する人が多い業態での利用もおすすめできます。
料金プラン |
|
導入店舗 | 千疋屋・カプリチョーザ・靴下や・とらや・PARCOなど |
スクエアレジ(Squareレジ)の口コミ
最後にスクエアレジを利用している方の口コミを紹介します。
飲食店スタッフ(男性) スクエアレジは様々な決済手段に対応していて、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など、お客様に便利な支払い方法を提供できます。 またスクエアレジはデータを集約して、売上や在庫などのレポートを出してくれるのもいいポイントです。 ただし、特定の業種やビジネスに合わせたカスタマイズそのものが限られています。特有の機能を求める場合は、他のPOSシステムの方が適しているかもしれません。 |
薬局社員スタッフ(男性) スクエアレジは金額の横に時間が出るのがいいです。 例えば、何時に誰が来たかで値段を調べられるし値段が間違っていても時間から遡れることができます。 またクレジットやPayPayなど現金以外の売上だけを確認することもできるので、最後のレジ締めで確認しやすいです。 一方で、たまに通信環境のせいかオフラインになってカードが全くきれなかったり現金をスクエアに入力しても反映されなかったりすることがあるので困ります。 発行するレシートにクレジット払いを大きく分かるように記載してほし衣かなと思ってます。 |
フィットネススタッフスタッフ(女性) 売上管理(月毎/日毎/時間帯/カテゴリや商品別)などWEB版で店舗管理が初心者でもわかりやすく操作が簡単でした。 |
美容室経営者(男性) 端末が小さく美容室の空間に馴染みやすいのが良いです。その日の売上レポートなどがすぐに確認できるので、店舗の売上目標などと照らし合わせができるのがとても良いです。 |
飲食店スタッフ(男性) スクエアレジは様々な決済手段に対応していて、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など、お客様に便利な支払い方法を提供できます。 スクエアレジはデータを集約して、売上や在庫などのレポートを出してくれるのがいい。 |
スクエアレジ(Squareレジ)の使い方
スクエアレジはスクエアリーダー、スクエアターミナル、スクエアスタンドの3種類での決済が可能です。
それぞれの使い方について解説します。
スクエアリーダーでクレジットカードを読み取る方法
- Square リーダーが端末に接続されていることを確認
- Square POSレジアプリを開き決済金額を入力したら、[売上を確認] > [お会計] の順にタップ
- Square リーダー上部にあるカードスロットに、ICカードのオモテ面を上にしてICチップのある側からカードを挿入
- 端末の画面に表示されるキーパッドを使用してお客様に暗証番号(PINコード)を入力してもらう
- Square リーダーから「ピー」と音が鳴って緑色のランプが4つ●●●●点灯したらカードを取り出す
スクエアターミナルでクレジットカードを読み取る方法
- Square ターミナルがインターネットに接続されていることを確認
- タッチスクリーンを操作して、任意の金額を入力するか、商品を検索して選択し、[お会計] をタップすると、青色の画面が表示される
- ICチップのある面を上にして、カードを専用カードスロットに挿入し、お会計が完了するまでそのままの状態にする
- お客様に暗証番号(PINコード)を入力してもらい、「カードを取り除いてください」と表示されたらカードを取り外し、決済を完了
スクエアスタンドでクレジットカードを読み取る方法
- Square POSレジアプリを開き、決済金額を入力したら、[お会計]をタップ
- Square スタンドをお客様側に回転
- 画面の表示が「お客様用ディスプレイ」に自動で切り替わる
- 【タッチ決済対応のクレジットカードやモバイル端末の場合】
お客様から見て、Square スタンド右上のタッチ決済マークが光るため、マークの近くにカードやモバイル端末をかざします。 - 【ICチップ付きのクレジットカードの場合】
お客様から見て、Square スタンド右下のカードマークが光るため、マーク横にあるカードスロットに、ICチップのある側からカードを挿入。お客様に暗証番号(PINコード)を入力してもらい、「カードを取り除いてください」と表示されたらカードを取り外して決済完了
※お客様のカード会社から利用明細に表示される店舗情報は事前に正しい情報を登録しておきましょう。
正しく設定しないと、アカウント登録時に入力した自宅の住所や電話番号がそのまま明細に表示される可能性があるため注意が必要です。
スクエアレジ(Squareレジ)に関するQ&A
最後にスクエアレジに関しての質問をQ&A形式で回答していきます。
スクエアレジと連携できるサービスは?
スクエアレジと連携できるサービスを一覧にしました。
カテゴリ | 連携サービス |
予約・スケジュール |
|
Eコマース |
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飲食店 |
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マーケティング分析 |
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デリバリー |
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商品・在庫管理 |
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会計・税務 |
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請求書発行 | Gymdesk |
ヘルスケア | POOWER5G |
スクエアレジの周辺サービスについて教えて
スクエアレジの周辺機器として、Squareターミナルと、Squareスタンドがあります。
- Squareターミナル
クレジットカードやデビットカードなど幅広く対応できるキャッシュレス端末 - Squareスタンド
iPadにPOSレジアプリをダウンロードするだけの決済システム
SquareターミナルとSquareスタンドでは値段や対応できるPOSレジの幅が異なるため、注意が必要です。
Square ターミナル | Square スタンド | |
値段 | 46,980円 | 29,980円 |
Square POSレジ | 〇 | 〇 |
Square リテールPOSレジ | × | 〇 |
Square 予約 | × | 〇 |
Square オンラインビジネス | × | 〇 |
Square レストランPOSレジ | 〇 | 〇 |
スクエアレジが対応していない機種は?
スクエアレジが対応していない機種は下記です。
- Google Nexus 7
- Nook HDとNook HD+
- HTC Droid Incredible 4G LTE – HTC One SV – HTC One VX
- LG Optimus Elite – LG Spectrum 2
- Samsung S9
- Samsung Galaxy Player 5.0 – Samsung Moment
- Samsung Galaxy Note 3
- Cricket ZTE Score
- Casio G’zOne Commando
- Coby Kyros – ProntoTec Axius – Lenovo K800 ZTE V975 – HP Slate 7 – Sharp BLU Life Play
※一部の端末は、Squareリーダーには対応していないものの、カード情報の手入力で使用できるものもあります。
詳細はSquare公式ページを参考にして下さい。
Squareとの互換性に問題のあるモバイル端末
スクエアレジのサポ―ト・問い合わせ先は?
スクエアレジのサポートは電話もしくはメールで対応しています。
- 電話: 0120-117-042
対応時間は年末年始を除く10:00~18:00 - メール:https://squareup.com/help/jp/ja
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