POSレジとは、POS(Point of Sale)機能がついたレジのことを指し、「いつ・どこで・どんな商品が・どんな顧客に」売れたのかを集計・管理・分析できます。
POSレジのメリットとデメリットは下記のとおりです。
- マーケティング施策精度を向上させられる
- 人件費を削減できる
- 顧客満足度アップできる
- ミスや不正の防止につながる
- 店舗管理の効率化ができる
- 初期費用がかかる
- 最初に商品登録をする手間がかかる
- 停電時は利用できない
- インターネット環境が不安定だと利用に制限がかかる
この記事では、POSレジの種類や機能など基本的な情報や、メリットデメリットについて詳しく解説していきます。
POSレジとは?主な機能と種類を解説
POSレジとは、POS(Point of Sale)機能がついたレジのことを指し、「いつ・どこで・どんな商品が・どんな顧客に」売れたのかを集計・管理・分析できます。
従来のレジでは、POS機能が付くことで会計作業だけでなく、収集したデータをもとに売上分析や顧客管理、在庫管理もできるため、店舗の経営やマーケティングに役立てることができるのです。
POSレジの導入件数は年々増えており、2023年の飲食店向けの調査では、全体の43.4%がタブレット型のPOSレジを利用していることがわかっています。
POSレジの種類は3つ
POSレジを大きく分類すると下記3つに分かれます。
- システム型POSレジ(ターミナル型)
- PC型POSレジ
- タブレット/スマホ型(クラウド型)POSレジ
導入価格(1台あたり) | 月額費用 | |
システム型 | 50~100万円 | 5,000~30,000円 |
PC型 | 無料~50万円 | なし |
タブレット/スマホ型 | 無料~20万円 | 無料~20,000円 |
システム型POSレジ(ターミナル型)
システム型POSレジは、POSシステムを搭載したハードウェアタイプのレジで、スーパーやコンビニなどで導入されることが多いです。
1台当たりの価格が高いのに加え、システムが更新されるとハードウェア自体を置き換える必要があるため、運用コストもかかります。
パソコン型POSレジ
PCにPOSソフトウェアをインストールするのがパソコン型POSレジ。
ソフトウェア料金のみしかかからないため、システム型と比べるとコストが安くなります。
レジ業務に必要なキャッシュドロアやレシートプリンタなどは別途用意する必要があります。
タブレット/スマホ型(クラウド型)POSレジ
POSアプリをiPadなどタブレット端末にインストールして利用します。
価格はPC型よりも少し安いくらいですが、設置スペースが小さくて済むため、小規模店舗でも手軽に導入できます。
またタッチスクリーンによる操作で、感覚的に扱えることも特徴の一つ。機械操作が苦手な方でも苦労することなくレジ対応ができるようになります。
(※PC型同様に、周辺機器の購入が必要です。)
POSレジの主な機能は7つ
POSレジには、主に下記7つの機能があります。
- レジ・会計
- 売上分析
- 在庫管理
- 顧客管理
- 複数店舗管理
- スタッフ管理・勤怠管理
- 外部システムとの連携
※医療機関向けのPOSレジには、上記に加えてNSIPS対応機能や、レセコン・電子カルテ連携機能などがついていることがあります。
ここからは各機能について、詳しく解説していきます。
レジ・会計
基本的な会計機能に加え、ポイントカード・クーポン機能や免税・軽減税率対応機能がついていることがPOSレジの特徴。
割引クーポンや免税計算をボタン一つで対応できるため、レジの作業効率を格段にアップさせることができるのです。
売上分析
商品の情報をPOSレジに登録し、項目ごとに売上の分析ができます。
利用するPOSレジによって多少異なりますが、誰にどのくらい売れているのかや、在庫がどの程度残っているかも確認・管理が可能です。
- いつ:月・曜日・時間帯
- 誰に:年齢・性別・過去の購入履歴
- どこで:購入店舗
- どのくらい:売れた商品の個数
またPOSレジによっては、下記のような分析機能が元からついていることもあり、高度な分析も短時間でできるようになります。
ABC分析 | 数ある指標から重要度の高い項目を決め、商品を類型売上が多い順にA/B/Cの3つにグループ分けして管理 |
REM分析 | 最近の購入日(Recentry)・Frequency(来店頻度)・Monetary(購入金額)の3つで顧客をランク付け |
トレンド分析 | 商品の販売実績から季節要因を算出する |
バスケット分析 | 買い物かごでどの商品とどの商品が一緒に買われたかの傾向を見る |
クラスター分析 | 母集団をカテゴライズ化し、カテゴリーごとの特徴を把握 |
デシル分析 | 顧客を販売金額ごとに分類し、売上構成比率を明確化する |
在庫管理
商品ごとに在庫管理数の登録ができ、販売時点で更新されるため、リアルタイムで在庫数を確認することができます。
在庫を抱える小売店舗でよく活用されており、在庫の補充漏れや売れ筋商品の分析に役立ちます。
またネットショップとの連携ができるPOSレジでは、ネットショップとリアル店舗の在庫を一元管理することも可能です。
顧客管理
一度来店した顧客の情報を登録できます。
性別や年齢などの基本情報はもちろん、来店頻度や平均購買額なども登録可能です。
何回も店舗に訪れる可能性が高い美容院などでよく活用されています。
複数店舗管理
複数店舗の情報を一元化し、店舗ごとの売上状況をリアルタイムで把握できます。
商品の在庫数もPOSレジ上でわかるため、店舗間の在庫数調整にも役立ちます。
各店舗から本部に定期で報告している内容の簡略化にもつながるため、複数店舗を運営している場合は必須ともいえる機能でしょう。
スタッフ管理・勤怠管理
従業員の情報をあらかじめ登録し、スタッフ毎に権限を付与することができます。
例えば、アルバイトとしての権限を設定した場合、顧客の情報を閲覧はできても編集はできないなど、細かい設定ができるようになります。
またスタッフごとの勤怠管理機能がついているPOSレジもあります。
外部システムとの連携
会計や決済など外部サービスとPOSレジを連携させられます。
例えば会計サービスの場合、レジの売上データをMoney Forwardなどの会計サービスに自動で反映させることができます。
POSレジによって連携できるサービスの数に差はありますが、主な連携サービスをご紹介します。
- 会計(Money Forward、弥生など)
- 決済(楽天Pay、Square決済など)
- 飲食(UberEats、食べログなど)
- EC(Shopify、BASEなど)
- CRM(LINEミニアプリ、みせプリなど)
- 医療(日医標準レセプトソフト、MRNなど)
- 販売管理(商奉行クラウド、キャムマックスなど)
POSレジ導入のメリット
POSレジを導入するメリットは次の5つです。
- マーケティング施策精度を向上させられる
- 人件費を削減できる
- 顧客満足度アップできる
- ミスや不正の防止につながる
- 店舗管理の効率化ができる
各メリットについての詳細を実際にPOSレジを利用したことがある方の声も参考にしながら解説していきます。
マーケティング施策精度を向上させられる
「いつ・誰に・どこで・どのくらい売れたのか」の定量データをもとにマーケティング施策を考案・実行できるため、売上予測の精度の向上や、無駄なコストの削減につながります。
例えば、商品Aは4~5月によく売れていることが分かったとします。
その場合、4~5月以外の在庫量を調整することによって、発注量が適切になり、無駄な発注コストを削減できます。
売れ行きがいい時期にキャンペーンを実施したり、棚の陳列の調整したりすれば、さらに売上をのばすこともできるでしょう。
またPOSレジによっては原価も登録できるため、売れ筋や死に筋だけでなく、売れていても利益につながっていない商品の把握も可能です。
食品サンプル販売スタッフ 食べ物には旬があるので、季節によって商品も変わります。 たとえばクリスマスケーキとか、どんなサイズやデザインが売れたのか、前年までのデータを参照することで傾向を確認できるので、予測が立てやすいし、サンプルの職人さんに具体的な数字を示しながら発注できるので、商品開発や数量の意向を伝えやすくなりました。 |
人件費を削減できる
POSレジを導入することによって業務が効率化され、人件費の削減につながります。
まずレジで必要な作業を覚えるために、数日程度のトレーニングが必要です。特に飲食店などアルバイトが多い業態では、教育にかかるコストも少なくありません。
また従来のレジの場合、クーポンなどの割引対応やポイント活用などイレギュラー対応が多いとミスが起きやすく、レジ締めの際に金額があっていなくて時間がかかることもしばしば。
POSレジはシンプルで感覚的に理解できる設計になっているため、新人や機械にあまり強くない人でも簡単に業務を覚えることができます。
またボタン一つで割引・クーポン対応ができるため、POSレジが収集したデータとレジ内の現金を確認するだけで完了します。
このように各業務を効率化することで作業負荷を大幅に減らすことができ、店舗にかける人件費の削減をすることができるでしょう。
飲食店スタッフ 劇的にオペレーションが良くなってびっくりしました。入力したらすぐにキッチンに情報が飛んで伝票は出てくるし、レジも打たずに会計へ進める。 アルバイトの多いお店でもミスが減り、締め作業もスムーズに進めて、勤務時間の短縮にもつながりました。 |
飲食店スタッフ 入ったばかりのアルバイトも画面を見ながら正確に会計ができるので、ミスを防いで心理的な負担も減るし、何より余計な時間がかからない。料理の仕込みであったり、接客であったり、それぞれ得意なことに時間を費やせるようになりましたね。 |
免税対応もPOSレジなら楽々?
免税販売に対応したPOSレジを利用すれば、免税対応の時間も大幅に減らせます。
これまでは購入品ごとに免税対象かどうかを判断し、出力したレシートを張り付けたり、購入者の氏名やパスポート情報を書き写す必要がありました。
免税対応できるPOSレジを導入すれば、免税対象の可否判断や対象金額の計算も自動で行ってくれるようになります。
顧客満足度アップできる
レジ業務の効率化は人件費の削減だけでなく、顧客満足度のアップにもつながります。
レジ会計は打ち込む商品数が多かったり、割引やクーポン対応などが重なったりすると、作業が増えてレジ業務にも時間がかかります。
お客様が多い曜日・時間帯の場合、レジに行列ができてしまい、お客様の満足度が低下してしまうことも。
POSレジは、バーコードを読み取って会計を行うため、従来のレジに比べて顧客一人当たりの対応時間が短くなります。
またクーポン適用などのイレギュラー対応もボタン一つでできるため、お客様をお待たせする時間を大幅に減らすことができるのです。
医療スタッフ 導入後、ほとんど会計のミスはありません。それにより、会計にかかる時間を大幅に短縮することができ、お客様をお待たせしてしまうことも少なくなりました。 |
ミスや不正の防止につながる
POSレジはバーコードスキャナ―で商品を読み取るため、金額の入力ミスは原理的には発生しません。
さらにセールやキャンペーンなどの金額変更もボタン一つで対応できるためスムーズです。
またレジの空打ちや少額現金のレジからの抜き取りなどの不正行為を防げるのもメリットの一つ。
POSレジには担当スタッフの登録と記録を残せる機能があります。
そのため、何かしらの問題が起こった場合でも、誰が行ったかの原因究明を即時にすることができるのです。
小売店スタッフ 打ち間違いなどのミスも多く苦労していましたが、Airレジはバーコードに対応しているので入力ミスがなくなるだけでなく、お会計時にお客様をお待たせしなくなりました。 |
店舗管理の効率化ができる
多くのPOSレジは複数店舗の情報をまとめて一元管理できるため、店舗ごとの分析や管理を手軽にできるようになります。
従来のレジでは、各店舗の情報を店舗ごとにまとめて提出してもらう必要がありました。
しかしPOSレジを導入すれば、店舗ごとの売上情報をリアルタイムで把握できます。
店舗ごとの売上管理に加え、店舗ごとの在庫量調整などもPOSレジ導入によって可能になります。
そのため複数店舗を管理するエリアマネージャーはもちろん、各店舗の責任者の負担も軽減することができるでしょう。
飲食店スタッフ 全体の数字を把握して施策を検討する立場としては、リアルタイムでブランド別の売上推移を確認できるのは便利です。 ひとつの管理画面で、ブランド毎に状況をチェックできるのは助かります。 |
小売店スタッフ 複数店舗の売上実績を確認する際、調べたい店舗をチェックボタンで選択すれば、任意のグループの合算売上状況をすぐに確認できます。 地域別、駅ビルとSCなどカテゴリー別の売上傾向を把握できるのはとても便利です。 |
POSレジ導入のデメリット
POSレジを導入するメリットは次の4つです。
- 初期費用がかかる
- 最初に商品登録をする手間がかかる
- 停電時は利用できない
- インターネット環境が不安定だと利用に制限がかかる
初期費用がかかる
POSレジの導入には、POSシステムだけでなく周辺機器の購入も必要です。
- iPad
- レシートプリンター
- キャッシュドロア
- iPadスタンド
- ロール紙
- サービス初期費用(月額費用)
店舗にもよりますが、だいたい20~50万円程度は導入コストとして必要になってしまいます。
サービスごとに費用が異なり、月額費用が無料のものも存在します。
もし費用を抑えたい場合は、月額費用がかからないPOSレジを選ぶことをおすすめします。
参考記事:「POSレジ11社の価格を比較!タイプ別の値段相場と安くする方法を解説」
最初に商品登録をする手間がかかる
POSレジの利用開始時に、販売する商品や割引設定を最初に登録する必要があります。
POSレジを初めて使う場合は、商品登録に時間がかかってしまうことも。
会社によっては専属の担当者が店舗まで出張し、初期の設定や従業員へのトレーニングをすべて代行してくれることもあります。
もし初期設定に不安がある場合は、導入サポートが手厚いPOSレジサービスを選びましょう。
停電時は利用できない
当たり前ではありますが、電気を必要として稼働しているため、停電時は利用できません。
そのため、もし停電が起こるとデータの活用やレジ対応ができなくなるため、レジ対応は手動に変更しなければなりません。
しかし停電の頻度はそこまで多くなく、かつ突然の停電で電源が落ちてしまってもこれまで取得したデータが消えることもありません。
そのため緊急時のマニュアルを用意しておけば、さほど大きな問題になることはないでしょう。
インターネット環境が不安定だと利用に制限がかかる
POSレジはインターネット環境がないと利用できない機能があります。
商品のスキャンや会計など基本的なレジ業務はオフラインで利用できますが、入力したデータをサーバーに送るリアルタイムの売上分析や在庫調整などはできません。
そのためインターネット環境が不安定だと、レジの決済処理が遅くなってしまったり、オーダーミスが起こってしまったりして、顧客満足度の低下につながってしまうことも。
こうしたデメリットに対処するためには、POSレジ用の回線を用意することをおすすめします。
おすすめのPOSレジ3選
最後におすすめのPOSレジを3つ紹介します。
スマレジ
スマレジは、株式会社スマレジが提供するPOSレジです。
- ECサイト連携、在庫管理システムに強み
- グッドデザイン賞を受賞したデザイン性の高さ
- 導入前も後もサポートが手厚い
スマレジの強みは、連携できる外部システムが非常に多いこと。
特にECサイト連携に強みを持っており、ShopifyやBASE、COLOR MEなど様々なECサイトサービスと連携ができます。
ECサイトと連携したうえで、「いつ仕入れていつ売れたのか」「どの店舗で何個保管されているのか」の在庫管理を細かく管理できるため、ECサイトや店舗運営にかかるコストの削減や機会損失を防げます。
また操作性やサポートの手厚さもスマレジの特徴です。
直感的に利用でき、誰でもストレスなく操作を実現できるUI/UX設計により、2013年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
また独自の「スマレジ検定」に合格したスタッフのみがインハウスで対応してくれ、店舗スタッフが選ぶサポートが充実していると思うPOSレジNo.1に輝いています。
こうした特徴から、登録店舗数は12万店と多く、どの業態業種にもおすすめできるPOSレジと言えます。
料金プラン |
|
導入店舗 | 千疋屋・カプリチョーザ・靴下や・とらや・PARCOなど |
Airレジ
Airレジは、株式会社リクルートが提供するPOSレジです。
- 初期導入・月額費用ともに0円
- 操作画面がシンプルで使いやすい
Airレジの一番の特徴は、無料でPOSレジを利用できること。
注文入力や会計など基本的なレジ機能はもちろん、商品管理や顧客管理、売上分析、会計ソフトとの連携機能も0円で利用可能です。
またPOSレジの管理画面はシンプルで使いやすく、2014年のグッドデザイン賞にも選ばれました。タッチパネルのみの作業で完結するため、初心者のアルバイトでもすぐに使いこなすことが可能です。
導入コストや運営コストをなるべく抑えたいという方におすすめのPOSレジです。
料金プラン | 0円 |
導入店舗 | サカバイッチ、ル・シェリア、鉄板焼きgrowなど |
ユビレジ
ユビレジは、株式会社ユビレジが提供するPOSレジです。
- 画面デザインが直感的で使いやすい
- 業界や業態に合わせたオプションや連携機能が豊富
ユビレジの最大の特徴は、業態に合わせたオプションや連携機能が豊富なこと。
例えば下記のようなオプションが業態ごとに用意されています。
- 飲食業
ハンディ・QRオーダー・セルフオーダー - 小売業
在庫管理 - サービス業
ユビレジ for Salesforce
個別の経営課題に即した導入が可能で、レジだけで利用したい方からカスタマイズ開発を前提とした大規模導入導入をしたい方まで幅広く利用できます。
料金プラン | 6,900円/月 |
導入店舗 | 煮込みや みよし、医療法人良心会いるまクリニック、株式会社船橋屋など |
POSレジに関するQ&A
最後にPOSレジに関してよくある質問をQ&A形式で回答していきます。
POSレジはいつからあるの?歴史を教えて!
世界初のレジは1878年にアメリカのカフェ経営者によって生み出されました。
船の機関室のエンジンやボイラーなどをデザインの原型とし、スタッフの不正防止を目的として開発されたといわれています。
そこから20年後の1897年に牛島商会がアメリカからレジを輸入したのが日本で最初のレジ導入事例になります。
1910年ごろから百貨店への導入が進み、様々な機能が追加されていきます。
1970年ごろに従来のレジよりも詳細な商品管理ができるPOSレジが開発され、日本にも輸入がされ始めました。
現在、POSレジ自体の機能がさらに充実されているほか、予約システムや勤怠管理サービスとの連携もできるようになってきています。
POSレジとPOSシステムの違いは?
POSシステムとは、販売情報を入力したり収集したりするシステムのことを指します。
そしてPOSシステムが備わっているレジがPOSレジです。
POSレジ | POSシステムを導入したレジ |
POSシステム | 「いつ・どこで・どんな商品が・どんな顧客に」売れたのかを集計・管理・分析するシステム |
POSレジの仕組みは?
POSレジはPOS端末がバーコードをスキャンすることで、商品情報を照合する仕組みです。
POSレジに登録されている商品情報と一致すれば、売上情報として記録されます。